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お店のこと

栽培、収穫、観賞、料理、食を通して、日々の暮らしが楽しくなる野菜やハーブ、エディブルフラワーの栽培用種子を提案しています。

人種のパッチワーク-ニューヨークで生活し、ファーマーズマーケットやチャイナタウン、リトルイタリーで見た野菜、ヨーロッパ各地を訪ねて出会った野菜は、日本で見ていたものよりずっとカラフル、大小・形も様々、種類豊富、これが野菜かとびっくり仰天!アーティスティックな姿・形をしていました。

それはまるで、目や髪、肌の色、体のサイズに違いがある人種のようでもあり、、、眺めているだけでワクワク、心踊るうれしい気分になりました。

そしてさらに、それらの野菜を食べた時に感じる幸福感!

私が感じたそんなワクワク、幸せをみなさんにも!

そんな想いがお店の原点となっています。

今では見慣れた【スイスチャード】
NYのファーマーズマーケットで初めて見たときは、こんな宇宙カラーが畑から本当に出現するのか?!想像もできなかった

パリのマルシェで威厳を放っていた【セルリアック】
おばけ野菜なのか??こんな野菜を真剣に食べる人がいるのか不思議に思った

ウイーンのマルクトで売られていた【フェンネル】
最初に食べた時は、プラスチックが溶けた時の香り~、、、、と思いましたが、セロリより上品な香りで今では大大大好きに

ロサンゼルス・アーバインのグリーンマーケットに並ぶ【エアルームトマト】
骨董品を品定めするかの如く、じっくり眺めてお気に入りの逸品を購入する姿を目にし、品種継承の大切さを実感

ローマのメルカートで売られていた【カリフラワー・ロマネスコ】
この世のものかと何度も目を疑ったほどの神秘的なフラクタル形状!!

EnYuKan(えんゆうかん)という名前

私の生家には遠勇館-えんゆうかん、という屋号がついていて、地元の人たちから「えんゆうかん」、「えんゆうかん」と呼ばれ親しまれています。

この屋号は、大正時代初期-4代前の祖父(高祖父と言うそうです)である遠藤勇五郎が名づけました。
「蚕の卵の種屋」、その後に「牛の種付けの種屋」として、遠勇館という種屋を営んだようです。

その子孫である私も、偶然ながら種屋を営むことになりました。

種は種でも、「蚕の種」→「牛の種」→「世界の野菜の種」とその時代時代に応じて扱う種は形を変えましたが、種屋であることに変わりありません。

「遠勇館」→「EnYuKan」へ、世界の人々に読んでもらえる、呼んでもらえる、時代の潮流に沿った種子を取り扱える敏感な会社でありたいと思います。