野菜も人間も、元来の種は別の国のものであっても、その国で育つと、その国らしさが出るのかなぁと思います。
LAエンジェルスの大谷選手の体形や身振り手振り、表情までも、アメリカという国に住んで、断然アメリカンらしくなりました。
それと同じで、イタリアやフランスなどヨーロッパ各地で採種された種子であっても、日本の国で何年も栽培することで、日本らしいヨーロッパ野菜に変わっていくのかなぁと思っています。
大地や空気、水、四季、つまりその国の風土が、自然界に生きる生物を形成しているのだとつくづく感じます。
イタリア臭さ、フランス臭さの強い野菜やハーブを栽培したいのであれば、ヨーロッパ各地で採種された種子で毎年栽培してみてください。
日本に馴染んだ、日本らしいヨーロッパ野菜を栽培したいのであれば、日本の地で栽培し、それを毎年種採り種採りしながら代々栽培してみてください。
野菜の香りや味わい、色や形、大きさに、何らかの違いが出てくるはずです。